目次 そもそもAGAとは? ・M型 ・O型 ・複合型 ヘアサイクルの仕組み ・早期 ・中期 ・後期 |
抜け毛の原因となるAGAについてどれくらい知っていますか?抜け毛に改善するためには、原因であるAGAに症状やヘアサイクルの仕組みとあわせて、詳しくご紹介します。
そもそもAGAとは?
AGAは「Androgenetic Alopecia」の略称で、日本語では「男性型脱毛症」を意味します。 その名の通り、男性特有の薄毛のことで薄毛やハゲで悩む多くの男性がAGAによるものとされています。発症年齢については明確な情報はありませんが、思春期以降に発症するのが特徴です。 AGA は、男性ホルモンのテストステロンが頭皮の 5-α レダクターゼに結合してジヒドロテストステロンを形成することに関連しています。 このジヒドロテストステロンは、毛髪の成長に関与する毛乳頭細胞に作用し、TGF-βなどを分泌します。 その結果、髪の成長が妨げれてしまうのです。
AGAには、次の3つのタイプがあります。
・M型
いわゆる、M字ハゲと呼ばれるもので、前髪の生え際が後退しているのが特徴です。 M型と呼ばれる理由は、後退することで、正面から見るとMの文字に見えるからです。
・O型
O型の人は頭頂部の毛が薄くなります。 最初は皮膚が透けて見える程度ですが、進行すると上から見るときに「O」の形にハゲて見えるようになります。
・複合型
複合型には、M 型と O 型の両方のプロパティがあります。 前髪が後退しつつ、頭頂部が薄くなるのが特徴です。この場合は、フィンペシア ミノキシジルを併用することがオススメです。
「前髪の生え際が後退していないので、AGAではない」といった認識は正しいとは言えません。 頭頂部の薄毛は自分では気づきにくいですが、日常に手で触って髪のボリュームを確認しておくと早期発見ができます。
では、ヘアサイクルはどのように働いているのでしょうか。 前提として知っておきたくて、詳しく見ていきましょう。

ヘアサイクルの仕組み
ヘアサイクルとは、毛髪が生えては伸び、やがては生えなくなり、自然に抜け落ちるサイクルのことです。人間の髪の毛は1日に約0.3mm伸びると言われていますが、そのまま永久に伸びるわけではありません。
毛髪が成長する「成長期」、毛根の退行が始まる「退行期」、毛根が完全に退化する「休止期」を経て、自然に毛髪は抜け落ちていきます。 AGA と男性ホルモンとの関係は、思春期に発生します。 成長期は次の3つの段階に分けることができます。
・早期
毛髪が生え始める時期を「成長期初期」といいます。
・中期
中期成長期では、毛の根元にある毛球が成長し始め、毛が太くなっていきます。
・後期
後期成長期では、毛髪がさらに太くなって、皮膚の深部の皮下組織に到達します。
成長期間は約2~5年とされています。